
水煙土器 呪(しゅ)の構造
こういうものは、どんなに上手くとっても、写真では駄目(中でも、記録するという本来の目的を忘れた、変に芸術ぶった商業目的の写真は、最悪、最低)。こればっかりは、どうしても実物を見なけりゃ、その力は感じられない。
水煙土器の名品は、釈迦堂遺跡博物館、山梨県立考古博物館、須玉町歴史資料館に常設展示されている。何れも素晴らしい逸品なので、ぜひ御覧ありたし。
中でも、須玉町歴史資料館は、目玉の品の素直な展示方法が素晴らしい。
天然、自然に発生する様々な現象に対する恐怖、畏敬の念、何とかこれをコントロールしようとしたところから発生した呪術。
そして呪術に使う道具のような、兎に角、何らかの人間の思念を盛り込んだものは、世界中で、古くから、造りつずけられてきた。然し、近代になるまでの長い間、これらはすべて、天然・自然に存在するものを基とした。
然し、縄文土器は?